CDADの発症機序と症状 [Clostridium difficile]

CDADの発症機序

1.抗菌薬などによる腸内細菌叢の撹乱
2.毒素産生性の C.difficile によるコロナイゼーション(定着)
3.toxin A 及び(もしくは)B の産生に伴う局所炎症反応による標的細胞の変化
4.粘膜の障害と炎症
以上の経過を経て発症するものとされている。



CDADの症状

抗菌薬治療開始5~10日後に発症することが多い。
しかし、抗菌薬投与初日に発症したり、終了10週間後に発症することもある。

軽症・中等症:軽い下痢,水様性下痢,腹痛,発熱
重   症 :血性下痢,激しい腹痛,腹部の圧痛,偽膜性腸炎,腸捻転,蛋白漏出性腸炎
最 重 症 :トキシックメガコロン(閉塞機転のない結腸の急速な拡張;>6cm 死亡率64%),腸穿孔

白血球上昇:通常15,000前後。類白血病反応がみられることが有。

再燃:約20%にみられる

鑑別診断:細菌性腸炎(特にサルモネラ),薬剤性腸炎,虚血性腸炎,炎症性腸疾患など







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ブル

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by ブル (2013-03-05 21:52) 

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