抗菌化学療法認定薬剤師 [雑記]

師走は毎年のことですが、忙しいです。
師走は、師匠(お坊さん)が忙しくあちらこちらに走るからというのが語源だと言われていますが、いろいろ諸説あるようです。
参考に語源由来辞典はこちらです。
先生と呼ばれる人(師)は、人を良き方向へ導くことのできる人にふさわしい言葉と考えているので、私はまだまだ先生と呼ばれるには力不足ですから、先生と呼ばれてもわざと知らないふりをしたりすることもあります(笑)。
しかし、12月だけは、師がつく職業ゆえに、師走だなぁと毎年感じています。

そういえば、昨年の今頃は、忙しい中、日本化学療法学会の抗菌化学療法認定薬剤師 Infectious Disease Chemotherapy Pharmacist を取得するために、12月から勉強を始めました。

日本化学療法学会で薬剤師の認定ができると聞いて、すぐに学会に入会し、その後、学会参加、ビデオセミナー、環境感染学会でのプログラムなどに参加し、約半年で60単位を取得しました。これは大変だったです。
25症例は、これまでプレアボイド報告で自分の仕事の成果として記録を残していたので何とかなりましたが、ちょっとしたことでも書きとめてその結果を見ておかないとなかなか厳しいですね。どうしてもTDMの内容が多くなりがちでしょうが、それではダメみたいですからね。

昨年の試験範囲は、総則の第十六条に書いてあり、『 出題範囲については、特に定めないが、抗菌化学療法に関する領域から広く出題する。』 というものでした。これは、ちょっと予測困難でしたから、化学療法学会が出版している【 抗菌薬適正使用生涯教育テキスト 】を読み込みました。あとは、【 抗菌薬使用のガイドライン 】です。

次回の試験は、新しく同学会から出版された【 抗菌化学療法認定薬剤師テキスト~薬剤師が知っておきたい感染症と抗菌化学療法~ 】が試験範囲と明記されていますから、少し取っ掛かりやすいように思います。早速私も購入して読んでみましたが、もう一つ、突っ込んだ説明が欲しいところで、そこが足りていないと感じる部分もあり、結局その本一冊だけでは厳しいようにも感じました。

あと、実際に試験を受けてみて感じたことは、本当に日ごろから抗菌化学療法を仕事としてしっかりやっておかないと点が取りにくいな、というものでした。

化学療法学会の出版書籍は、一般では販売していないようですが、【 抗菌薬使用のガイドライン 】だけはネットでも買えるみたいです。
抗菌薬使用のガイ...

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私としては、第一回目で認定取得できたことはラッキーでした。そしてこれから挑戦される方は是非頑張ってください。
最近は、癌化学療法の研修会ばかりが目立ちますが、抗菌化学療法も十分に薬剤師が活躍でき、専門性を発揮できる分野だと考えています。

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自分のこととブログについて [雑記]

病院薬剤師として、仕事をしております。
ほぼ毎日、薬剤管理指導業務とTDM、そして抗菌薬管理に仕事を費やしています。

ボスが認定を取れ!認定を取れ!とうるさいので、感染制御ではなく、日本化学療法学会の
『 抗菌化学療法認定薬剤師 』を今年取得することができました。

職場ではICTにも所属しているので、流れ的には日本病院薬剤師会の『 感染制御認定薬剤師 』
なのでしょうが、どうにも魅力がない・・・

内輪の団体の認定制度が内輪でしか認められないような、、、そんなイメージがあります。

そして何より、日本化学療法学会の方がカッコいい気がして(笑)    というよりは、
仕事に直結して活かせることができるように思います。

TDMなどをしていると、徐々に抗菌化学療法についても医師から相談が来るようになりました。
相談が来るということは、医師も困っているということですから、難解ですし、また、やりがいもあります!

そんな日々の中で、抗菌化学療法に関するメモとしてだらだらと書きとめていきたいと思います。
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